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クロアチア兵と鶴亀物語

朝、徳島を出発して姫路へA氏の車で向かう。目的は姫路駅前での撮影。上空100mからの撮影作業を終え、僕はA氏と別れ、一人大阪へ向かった。
途中、神戸市の図書館に立ち寄り、以前から調べたかった、大正時代の神戸新聞の記事を閲覧しに行った。

IMG_7626.jpg
(写真)大正6年6月24日の神戸新聞掲載。

この古い写真に写っているのが、イタリア国籍の捕虜13名だ。その中の一人は、現在のクロアチア国ダルマチア地方ザダル出身。(詳しくはこの記事参照

このイタリア国籍の13名、神戸に来るまで、実はドイツ兵の俘虜として徳島県の板東俘虜収容所に収容されていたそうで、ドイツ兵に混ざっての俘虜生活はかなり厳しかったようだ。イタリアが連合国に加盟したのを機に解放され、収容所の高木大尉の案内で神戸にてイタリア領事館に渡されたとのこと。
以下にその神戸新聞と毎日新聞にも記事があったので、その部分を掲載する。

神戸新聞 大正6年6月24日
解放されしイタリア国俘虜
ドイツ人の迫害を受けし怨み骨髄に徹す
俄仕込みの海軍軍人13名
徳島県板野郡板東町の俘虜収容所に収容されて居た俘虜中イタリア人13名はイタリア国が連合国側に入った今日いつまでも捕われ人の扱いをしておくわけにもいかずとあって今度解放される事となり一行は22日夜、小松島出帆の商船徳島丸で昨23日午前4時兵庫港に着し、直ちに栄町ゑびす屋旅館支店に入った。一行は丸亀歩兵第62連隊派遣の収容所附大高木茂氏輸送指揮官となり下士以下3名の兵士をもって護衛し、午前10時から元居留地91一番館に赴きイタリア名誉領事ラザロー氏に引渡しを了した。
13名の捕虜は青島で軍艦エリザベス号に乗組んでいた海軍の下士2名、水兵11名で戦乱勃発と同時に俄かに傭兵された急仕込みの軍人であるけれど、いづれも軀幹偉大水色のヂャケッや紺サージの背広を着て元気頗る旺盛、当初姫路収容所に居たが、その後丸亀に移され本年4月更に板東町収容所に転送されたもので、その際、移送を拒み中には駄々を捏ねたのや、独墺兵の凌辱に堪えず厭世心を起し窃に雪隠内に入って縊死を企てた者さへあったというが、22日朝突然解放される旨を通知され一同大喜び夢のように勇み立って早速出発の準備を整えた中にも気の利いた1人は金巾でイタリア国の国旗を作り旗棹の尖端には三ツ目の槍さへ着け、その旗を押し立て堂々として乗船し船内でも中々元気よくはしゃぎ切って神戸に上陸するなり無暗に嬉しくて堪らずゑびす屋旅館に落着いた後、イタリア国領事館へ行く時など高木大尉が左登に立って引率すると13名は国旗を左登に翻し一斉に軍歌を歌ふて栄町通を威勢よく居留地に繰込みその前後左右は衛兵3名が銃に著剣した軍装勇ましく護衛し中々物々しい光景であった領事館に着くと、高木大尉からラザロー領事及び東京大使館から出張して来たヂュリォー、マケッチ、フランニ氏に引渡され領事は一同に懇篤な訓示を興へたが其夜はゑびす屋支店に投宿、来る7月10日当港出帆のフランス国汽船マリヤヨセフ号で帰国の途に上る筈である輸送指揮官高木大尉は語る「13名の俘虜は皆温順です解放と聞くより非常な喜び方で船の中などもお話にならぬ元気でした。中に1人フランス語を能く喋る男があって、これが通訳をしてくれて私達に意志を通ずる事が出来ました、彼等は決してドイツ語を口に致しません、聞くさへ穢らはしいといって言葉の上にさへ彼等の鬱勃たる敵がい心が表れています。体格は皆立派ですし俄仕込みの假装軍人だとか悪口を言ひますけれど兎も角軍艦に乗り組むまでには一通りの教育を受けたのです。今迄ドイツから受けた凌辱に対しては怨み骨髄に徹して居るように思はれます」云々因に一行13名の氏名は左の如し
デビアンキ(27)ロンスキ(25)デスコヴィチ(25)マルチノヴィッチ(28)ロスート(27)フランシン(26)リツチ(26)コラシ(26)ツリアニ(26)ブルニ(26)ボツアル(26)マダレンシ(27)パレンヴァン(26)

大阪毎日新聞 大正6年6月24日
イタリア国俘虜解放
徳島収容所にいた13名
徳島県俘虜収容所に収容しありしイタリア国俘虜13名は今回解放帰国せしむることとなり23日午前5時半第18共同丸にて徳島より神戸に着せり右俘虜は青島に於て
俘虜となりたるもその後イタリア人と判明し解放することとなりたるものにて東京駐在イタリア国大使館より一等書記官シュリオー、マケット、フェランテ氏神戸に来りて
神戸駐在名誉領事に引渡されたるが近日出帆のフランス郵船ボートス号にて帰国するべしと


アッと言う間に時間は過ぎ、大阪のTEIJINホール17時開演の鶴亀物語に向かった。途中、地下鉄を乗り間違え、開演3分前にギリギリ到着。
会場には、Dさんが招待した案山子の名人のご家族、東祖谷小中学校の先生方の顔ぶれが。。。そして、阿波市S院のMさんなど良く知る方々もおられた。
感想はまたの機会に書きたいと思う。
この鶴亀物語の舞台は、近い内にBS放送される予定だ。

IMG_7633.jpg
(写真)鶴亀物語 会場には名頃の案山子達が待っていた!
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