トルコのことを小アジアと呼んだりしているが、まさに今日は、その小アジアの中央に位置するカッパドキアに向かった。
朝5時にホテルを出発し、イスタンブールからトルコ航空に乗ってカッパドキアに程近いカイセリ空港に到着。ブーちゃん達は不参加で、僕ののちゃんは他のメンバー10人とトルコ人で添乗員のケナンさんの案内でカッパドキアを巡った。
空港から地元チャーターバスに乗って、最初の目的地、「デプレントの谷」に向かい、朝9時30分ごろ到着した。
天気も回復し、暖かい1日となった。何人かは昨日の疲れがあったようだが、最後まで元気にカッパドキアを満喫できた。
とりあえず、下の絵のように特徴的な地形が印象的なカッパドキアだが、巨石好きな僕ののちゃんにとっては、今日の体験は一生残る記念となった。

(写真)トルコ石の宝石商の壁にあったカッパドキアの絵
「デプレントの谷」は、カッパドキアの入口辺りにある鬼岩がならぶ地形。次のスリーシスターズ途中、トアル施設に立寄った。そこで生まれて初めて、蚕から糸を紡ぐ作業を観た。昔は日本でも養蚕が盛んだったとのことだが、僕にとっては新鮮。。。でも残酷な思いも湧いてきた。

(写真)絨毯の横糸になるシルク糸を蚕より紡ぐ
地元添乗員のケナンさんは、スリーシスターの岩より、まだまだ凄い場所があるよと、地下都市へ向かった。

9:35 スリーシスターズ(三姉妹の巨岩)
この地下都市は、もともとキリスト教信者が隠れるための地下都市という。迷路のように中は無数の穴々だらけ。たまに迷子になる観光客もいるとか。結構、殆どの通路が低い天井だったので、腰に結構キタ!
ドキュメント映画「劔の夜明け」オープニングの高根三教の回想シーンで、ここで撮影した映像を入れ込む予定だ。

カイマクルの地下都市
世界遺産のカッパドキア、ここパシャバーは、より身近に岩々を歩いて散策できる。

カッパドキア・パシャバー
昼食は、洞窟食堂で頂いた。日本語達者なウェイターさん、どことなく叔父にそっくりだった。
3時のカフェは、ギョレメを一望できる丘の上のカフェでトルココーヒーをおごっていただいた。

ギョレメ・カフェ
最後に、カッパドキアのウチヒサルを訪ねた。少し自由時間ぽかったので、写真撮影だけではものたらず、実際に洞窟で暮らす人々の様子を見に行きたく、沢山ある穴々に向かって歩いて行った。すると、ツアーの何人かが、後ろに同行していたので、みんなで探検ゴッコを楽しんだ。

(写真) カッパドキア・ウチヒサル
探検ゴッコのクライマックスは、入れそうで入れない居住穴に、入ること。。。僕ののちゃんでは、少し高い場所に穴があったので、同行していた女性Nさんに、僕を踏み台として、上がってもらい、中を撮影してもらった。

(写真) カッパドキア・ウチヒサル
一旦、下の広場に戻り、振り返ると、1人の男性が奥の岩の方に立っておられたので、メンバーの男性かと手を振ったら、向こうも手を振り替えし、応じてくれた。
結局、別人で住民のイシュマエルさんだった。どことなく徳島県牟岐町のS宮司に雰囲気が似ていた。

(写真)ウチヒサル・イシュマエルさんの玄関先にて
イシュマエルさんは、だいだいこのカッパドキアの洞窟に暮らしており、居住の一部をカフェとして解放している。
寝室やキッチン、そしてテラスを見せていただけた。

(写真)ウチヒサル・2階玄関先のイシュマエルさん
客室で、カフェを飲みながら、雑談していると、「もうバス出るよ!」とのメンバーの知らせに、お宅訪問はそこそこに、イシュマエルさんの案内で、他の部屋部屋を見せてくれた。 奥のストーブの壁は、昔、イシュマエルさん自身による彫刻を施した壁面。

(写真)ウチヒサル・イシュマエル邸の客間
また、テラスからの眺めは最高で、「こんどゆっくり来なさい。いつでも泊まっていいよ!」と嬉しい、言葉も頂いた。とりあえず、時間がないので、握手をして別れた。 本当にここに住みたいと思えるほど、快適な空間に思えた。

(写真)ウチヒサル・イシュマエル邸のバルコニー
最後は、カッパドキアの鳩の谷で少し休憩して、朝来た逆のルートでイスタンブールへ戻った。
カッパドキアは想像していたより、かなり広い範囲に及んでいる。世界遺産に登録されているので、来る観光客は増える一方で、観光地化していくことは、仕方ないが、少し残念にも思う、今日のツアーだった。
イシュマエルさんのように、昔ながらのスタイルを残しながら、暖かく観光客を迎えてくれる場所は、非常に貴重だと思った。

(写真)鳩の谷
明日は、午前中にイタリアのヴェネツィアに入る予定だ。
- 関連記事
-