徳島エコノミージャーナルという月刊誌が今月4月号から、デジタル配信版に変わるの機に、僕が担当している2つの連載を終了させ、その代わり新しい連載「新古今・歳時記」をスタートさせることにした。
内容は、昔の祭りなどの歳時記を現在と比べてみること。今年1年は64年前の徳島新聞連載、林鼓浪さんの記事を毎月取り上げ、昔と今で記事をまとめようと思っている。
今日はその5月号の記事として、徳島市一番町の「清玄坊祭り」を取材した。
簡単に言うと、江戸時代初期、三好氏に代わり大名として入ってきた蜂須賀公によって、だまし討ちされたのがこの清玄坊だとか。お城を築くため、なかなか退去しなかったため、殺されたそうだ。その後、祟りが続いたため、その供養に祠と石碑を建て、祀られるようになったという。
しかし、この清玄坊が討たれた場所は、通称、三角公園と呼ばれる街中の公園で、僕が幼い頃、父がこの近所で商売していたことがあり、よく遊んだ場所でもある。
だが残念ながら、今回の取材まで、この伝説は知らなかったので、興味を持って取材することができた。

(写真)八重桜満開

(写真)三角公園(寺島町東公園)の一角にある清玄坊さんが討たれたポイントにある石印

(写真)城山頂上(徳島市中央公園)にある清玄坊神社
これまで、現地の一番町で開催されていた祭りだったが、今年からは眉山山麓の春日神社の会館で開催する予定だとか。徳島市内でも都心にある町内会だが、人口減少などにより、町単独での開催は無理と判断、春日神社での開催となったらしい。
もし興味ある人は、ご参加してみてはいかがかな。
日程:平成27年6月20日(土)11時~ 場所:徳島市眉山町大滝山1-2 春日会館5階
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